教育研究論文募集事業で準特選を受賞

12月1日、日本教育公務員弘済会の教育研究論文募集事業に応募した芸術科の実践論文が準特選となり、T-base職員室で阿部校長が伝達表彰を受けました。

テーマを『高等学校・芸術科における遠隔授業の取組』とし、音楽と書道における一人一台端末環境での個別指導の取組をまとめたものになります。

 音楽では音声と視覚的な活動の様子、書道では取組の状況把握と作品の個別指導を課題に挙げ、その改善策や対面授業と同様になる代替方法について紙上発表を行いました。

▲表彰を受ける阿部校長

「問いとは何か。」校内研修

配信センターでは、随時様々な校内研修を行いますが、前期に行われた研修を踏まえ、「問いとは何か」ということが課題となっていました。今回、その課題を解決するヒントを得るべく外部の講師をお招きして研修を実施しました。

11月21日、代々木ゼミナール教育総合研究所主幹研究員の林正憲先生を講師として、「問いの力」をテーマに、問うことの重要性や「思考を促す問い」などのお話をしていただきました。先生の広範な知識に基づく講演内容に多くのことを学ばせていただきました。時折「padlet」を用いるなど、意見交換も交えながらの対話的な講演となり、思考を働かせながら学びを深めることができました。講演の随所に「問い」があふれており、終了後のセンター職員のリフレクションからも「新たな問い」が生まれました。近年注目されている「探究学習」や「STEAM教育」を考える上でも大変多くの示唆をいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

▲研修の様子

 

海外視察団が来校されました

 11月16日、ソウル国立大学(韓国)、台湾師範大学(台湾)、カセサート大学(タイ)、北海道大学から34名の大学教授及び大学院生が来校し、遠隔授業の理科を視察しました。

 物理のクロマキー合成を使用した授業では、「放送の様に見えるけれども、生徒とのやり取りがあり、オフライン授業とほぼ同じだと感じました」との感想がありました。また化学ではマイクロスケール実験を視察し「オンラインを通じ体験活動を促進するという点で非常に興味深いです」と教材開発について質問していきました。

 またインドネシアには1万7,000の島があり、この仕組みは必要、タイはオンデマンドはあるが、双方向がなく初めて見た、韓国にもこのような仕組みがあれば良いと思う、といった感想も頂きました。

▲視察の様子(物理)

▲視察の様子(化学)

▲質疑の様子

南茅部高校へ金融教育

 11月9日、代々木ゼミナール公民科講師の畠山 創氏を招いて南茅部高校の生徒を対象に、金融教育の遠隔授業を行いました。

 3年生8名が参加し、ライフプランを見通した資産形成や投資について授業を受けました。

 畠山氏は遠隔授業にも見識があり、デバイスを用いて金利計算のシミュレーションを行うなど、より具体的な内容をもった授業を展開し、生徒も興味深く取り組んでいました。

▲畠山講師(右)と大久保教諭(左)

▲授業の様子

Zoomジャパン、neat.が来校

11月7日、Zoomジャパンとneat.が来校されました。

Zoomジャパンからは、オンライン会議アプリのシェア率やアプリケーションの特徴の説明を受けました。またneat.からは、ビデオ会議デバイスの紹介があり、実際にオンライン会議アプリが搭載されたカメラの試用をさせていただきました。

岡山県から視察団が来校されました

10月5日、岡山県教育委員会からの視察団が来校されました。

遠隔授業の通信環境や機材、授業中の音声の様子を視察されました。他にも遠隔授業を運営する中での受信校からの要望への対応などについて、T-base担当者と情報交換を行いました。

▲センター次長、教科担当者との情報交換の様子

第2回看護・医療関係セミナーを実施しました

10月4日(水)、学校法人創研学園看予備理事・業務部長の羽田氏を迎え、5月に引き続き第2回看護・医療関係セミナーを実施しました。

 今回は受信校6校参加し、面接練習の取り組み方など受験に関する具体的な説明がありました。羽田氏の実体験を交えた面接対策のお話もあり、懸命にメモをとっている生徒の姿が印象的でした。

 T-baseでは、今後も生徒の進学サポートのため、様々な取組を行っていきます。

▲セミナーの様子

英語コミュニケーションⅠ(合同授業)の授業公開

 9月21日(木)、雄武高校と阿寒高校の合同授業で英語コミュニケーションⅠの公開授業を行いました。

内容は[The Place I Want To Go]と題して、「自分の行きたい場所」「その理由、そこでしたいこと(2つ以上)」を表現しながら、スライドを使い生徒各自発表を行いました。スライドの使い方がわからない人も、一から勉強し作成しました。画像や文字、発表内容にも工夫を凝らし、みんな個性あふれる発表をすることができました。

 担当者にとっても「Googlemeetを2つ繋げる」「生徒の提出物をモニターに映し出す」など初めての経験でしたが、見学していた先生方が補助に入り何とか進めることができました。T-baseでは困りごとがあった時には、すぐ

に助け合う体制が整っているので、教員は新しいことにもどんどんチャレンジできます。

 因みに、行きたい場所の一番人気は沖縄でした。最後に生徒から感想を聞いたところ「また発表活動を行いたい」と全員が言ってくれたのが本日の一番の成果だと感じました。

<本日の授業の流れ>

①スライドを使いながらの発表

②発表に対してのリアクション

③発表に対しての質問

④生徒同士の相互評価

⑤自分の評価の確認

T-baseでは日常的に授業公開を行っており、効果的な授業方法の検証や受信校の様子を共有しています。

▲授業者と合同配信の様子

▲日常的に職員同士で公開しています

興部高校体験入学で遠隔配信

9月15日(金)、興部高校の中学生対象の体験入学として、遠隔授業の紹介をしました。

受信校(興部高校)と配信校(センター)双方の様子を写真で紹介し、技術により遠距離を乗り越えた授業実践をご覧いただきました。

最後に、遠隔授業に関する○×クイズに挑戦しました。問題によっては、予想に反した正解に驚く様子も見られました。遠隔授業の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。参加された中学生や中学校の先生方、ありがとうございました。

▲IPELAを使った遠隔授業の様子

▲札幌-興部間は約220キロあります

第3回進学サポートガイダンスを実施しました

9月6日(水)、第3回進学サポートガイダンスを実施しました。

(株)ベネッセコーポレーションの渡辺健太様をお迎えして、進路実現のために模擬試験を活用する意義や受験後の効果的な学習について、夕張高校・寿都高校・清里高校の1・2学年の生徒それぞれに説明をしていただきました。今回参加した受信校の生徒は、自身の模試結果を見ながら熱心に耳を傾けていました。

▲渡辺様から説明の様子

▲T-base職員も別室で視聴しました

 

 

多くの方々に来校いただきました

 T-baseでは令和5年度前期、数多くの行政機関や関係機関などから視察に来ていただきました。北海道の道立高校の遠隔授業には多くの機関が関心を寄せ、拠点であるT-baseを訪問されています。

センター立ち上げまでの経緯や遠隔授業を行うための設備、T-baseの行っている授業の内容や講習の在り方などについて行政的観点や現場の教員の観点から、様々な聞き取りを受けました。

 

視察いただいた団体(来校順)

(行政機関)

財務省北海道財務局長・北海道教育庁石狩教育局長・愛媛県教育委員会・北海道教育庁教職員局長・北海道立総合研究機構理事長・国土審議会北海宇道開発分科会長・国土交通省北海道局参事官・北海道開発局開発管理部次長・島根県教育委員会・北海道議会議員・北海道教育庁学校教育局高校教育課長・札幌弁護士会(所属弁護士)・山形県教育委員会・北海道教育委員会教育委員・長崎県教育委員会・北海道教育庁教育部長兼教育職員監・北海道教育庁総務政策局教育政策課長

 

(その他の機関)

 証券会員制法人札幌証券取引所専務理事・代々木ゼミナール教育事業管理本部長・読売新聞北海道支社・ベネッセコーポレーション北海道支社長・認定NPO法人ほっかいどう学推進フォーラム理事長・チエル株式会社・河合塾札幌校・(株)ナガセ・(株)ホームラン・一般社団法人北海道開発技術センター

 

(高等学校・大学)

 神奈川県立修悠館高等学校・大東文化大学・北海道教育大学・田園調布学園大学・北星学園大学・秀明大学・札幌大学

▲長崎県教育委員会の視察の様子

T-base情報交換会を行いました

7月24日(月)、研究グループを主体とした情報交換会を実施しました。

各教科・科目の遠隔授業の実施状況の共有やアプリケーションの効果的な使い方など情報共有を行いました。今年度は配信校が31校あり授業の到達目標や生徒数、科目特性の違いから授業形態が多様化しています。T-baseでは受信校のニーズに合う授業を目指して実践しています。

看護・医療関係セミナーを実施しました

 5月10日(水)、学校法人創研学園看予備理事・業務部長の羽田知浩氏を迎え、看護・医療系の進学を目指す生徒に対してのセミナーを実施しました。令和4年度の道内看護・医療系の進学状況を踏まえ、志望校の選択方法や効果的な学習の在り方について、詳細に説明をしていただきました。

 T-baseでは、今後も生徒の進学サポートのため、様々な取組を行っていきます。

▲セミナーの様子

▲T-baseの教員も参加しました

神奈川県立横浜修悠館高等学校から視察団が来校されました

 4月27日・28日、神奈川県立横浜修悠館高等学校から4名の視察団が来校されました。2日間に渡り遠隔授業を見学し、T-baseの職員と情報交換を行いました。

 横浜修悠館高等学校は、今年度まで文部科学省調査研究事業を受けており、先生方からは本センターの取組を参考に自校の遠隔授業の充実を図っていきたいとの話がありました。

今年度の遠隔授業の配信が始まりました

 T-baseは開設3年目を迎え、今年度11名の転入者を迎え26名体制となりました。また受信校も2校増え今年度は31校となり、週217コマの遠隔授業を行います。

今年度も「夢は、地元でつかみ取る。」を合い言葉に、地元の高校に通いながら進路実現を目指す全道の高校生をサポートします!

▲情報Ⅰ(1学年必修授業)

▲政治・経済(2学年選択授業)

▲コミュニケーション英語Ⅲ(3学年習熟度別授業)