T-base News & Topics
遠隔授業指導力向上研修会を実施しました
3月13・14日の2日間、北海道教育庁高校教育課主催の遠隔授業指導力向上研修会を実施しました。教科別研修として遠隔授業で実際使っている教材を例にアプリケーションの活用方法を紹介しました。アプリ入門講習では、GWSなどを活用した校務や教科指導のDX化に繋がる内容を扱いました。
令和6年度T-base遠隔授業実践レポート集
令和6年度T-base遠隔授業実践レポート集をアップしました。
以下のQRコードよりアクセスいただくか、各種公開資料よりダウンロードしてください。
配信ブース増設
T-baseでは増加する配信希望に対応するため、配信ブースを1基増設しました。次年度からは家庭科の授業配信が始まります。教科の特性を考慮しつつ、センターが蓄積してきたノウハウを取り入れながらよりよい遠隔授業になるよう研究を進めていきます。
反転授業の特徴と設計に関する研修(パナソニック教育財団)
T-baseではパナソニック教育財団の実践研究助成を受けています。その取組みの中で今回は中央大学の渋川特任助教授に反転授業についての講演を行いました。講演では反転学習の概要と教育効果、授業設計のポイントの説明がありました。
宮城県から4日間の研修を受け入れました
宮城県から視察研修として数学科の教諭を受け入れました。配信機材と授業の様子を視察し、最終日にはセンター職員を生徒役とした遠隔授業を50分行いました。4日間を通して教科内はもちろんのこと教科外の先生からのご意見もらえるのは大変貴重で勉強になりました。また授業の準備や画面越しでの実施は対面授業とは気にかける点が異なると感想を述べていました。
T-baseでは令和5年度前期、数多くの行政機関や関係機関などから視察に来ていただきました。北海道の道立高校の遠隔授業には多くの機関が関心を寄せ、拠点であるT-baseを訪問されています。
センター立ち上げまでの経緯や遠隔授業を行うための設備、T-baseの行っている授業の内容や講習の在り方などについて行政的観点や現場の教員の観点から、様々な聞き取りを受けました。
視察いただいた団体(来校順)
(行政機関)
財務省北海道財務局長・北海道教育庁石狩教育局長・愛媛県教育委員会・北海道教育庁教職員局長・北海道立総合研究機構理事長・国土審議会北海宇道開発分科会長・国土交通省北海道局参事官・北海道開発局開発管理部次長・島根県教育委員会・北海道議会議員・北海道教育庁学校教育局高校教育課長・札幌弁護士会(所属弁護士)・山形県教育委員会・北海道教育委員会教育委員・長崎県教育委員会・北海道教育庁教育部長兼教育職員監・北海道教育庁総務政策局教育政策課長
(その他の機関)
証券会員制法人札幌証券取引所専務理事・代々木ゼミナール教育事業管理本部長・読売新聞北海道支社・ベネッセコーポレーション北海道支社長・認定NPO法人ほっかいどう学推進フォーラム理事長・チエル株式会社・河合塾札幌校・(株)ナガセ・(株)ホームラン・一般社団法人北海道開発技術センター
(高等学校・大学)
神奈川県立修悠館高等学校・大東文化大学・北海道教育大学・田園調布学園大学・北星学園大学・秀明大学・札幌大学
▲長崎県教育委員会の視察の様子
12月1日、日本教育公務員弘済会の教育研究論文募集事業に応募した芸術科の実践論文が準特選となり、T-base職員室で阿部校長が伝達表彰を受けました。
テーマを『高等学校・芸術科における遠隔授業の取組』とし、音楽と書道における一人一台端末環境での個別指導の取組をまとめたものになります。
音楽では音声と視覚的な活動の様子、書道では取組の状況把握と作品の個別指導を課題に挙げ、その改善策や対面授業と同様になる代替方法について紙上発表を行いました。
▲表彰を受ける阿部校長
11月9日、代々木ゼミナール公民科講師の畠山 創氏を招いて南茅部高校の生徒を対象に、金融教育の遠隔授業を行いました。
3年生8名が参加し、ライフプランを見通した資産形成や投資について授業を受けました。
畠山氏は遠隔授業にも見識があり、デバイスを用いて金利計算のシミュレーションを行うなど、より具体的な内容をもった授業を展開し、生徒も興味深く取り組んでいました。
▲畠山講師(右)と大久保教諭(左)
▲授業の様子
11月7日、Zoomジャパンとneat.が来校されました。
Zoomジャパンからは、オンライン会議アプリのシェア率やアプリケーションの特徴の説明を受けました。またneat.からは、ビデオ会議デバイスの紹介があり、実際にオンライン会議アプリが搭載されたカメラの試用をさせていただきました。
10月5日、岡山県教育委員会からの視察団が来校されました。
遠隔授業の通信環境や機材、授業中の音声の様子を視察されました。他にも遠隔授業を運営する中での受信校からの要望への対応などについて、T-base担当者と情報交換を行いました。
▲センター次長、教科担当者との情報交換の様子
10月4日(水)、学校法人創研学園看予備理事・業務部長の羽田氏を迎え、5月に引き続き第2回看護・医療関係セミナーを実施しました。
今回は受信校6校参加し、面接練習の取り組み方など受験に関する具体的な説明がありました。羽田氏の実体験を交えた面接対策のお話もあり、懸命にメモをとっている生徒の姿が印象的でした。
T-baseでは、今後も生徒の進学サポートのため、様々な取組を行っていきます。
▲セミナーの様子
9月21日(木)、雄武高校と阿寒高校の合同授業で英語コミュニケーションⅠの公開授業を行いました。
内容は[The Place I Want To Go]と題して、「自分の行きたい場所」「その理由、そこでしたいこと(2つ以上)」を表現しながら、スライドを使い生徒各自発表を行いました。スライドの使い方がわからない人も、一から勉強し作成しました。画像や文字、発表内容にも工夫を凝らし、みんな個性あふれる発表をすることができました。
担当者にとっても「Googlemeetを2つ繋げる」「生徒の提出物をモニターに映し出す」など初めての経験でしたが、見学していた先生方が補助に入り何とか進めることができました。T-baseでは困りごとがあった時には、すぐ
に助け合う体制が整っているので、教員は新しいことにもどんどんチャレンジできます。
因みに、行きたい場所の一番人気は沖縄でした。最後に生徒から感想を聞いたところ「また発表活動を行いたい」と全員が言ってくれたのが本日の一番の成果だと感じました。
<本日の授業の流れ>
①スライドを使いながらの発表
②発表に対してのリアクション
③発表に対しての質問
④生徒同士の相互評価
⑤自分の評価の確認
T-baseでは日常的に授業公開を行っており、効果的な授業方法の検証や受信校の様子を共有しています。
▲授業者と合同配信の様子
▲日常的に職員同士で公開しています
9月15日(金)、興部高校の中学生対象の体験入学として、遠隔授業の紹介をしました。
受信校(興部高校)と配信校(センター)双方の様子を写真で紹介し、技術により遠距離を乗り越えた授業実践をご覧いただきました。
最後に、遠隔授業に関する○×クイズに挑戦しました。問題によっては、予想に反した正解に驚く様子も見られました。遠隔授業の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。参加された中学生や中学校の先生方、ありがとうございました。
▲IPELAを使った遠隔授業の様子
▲札幌-興部間は約220キロあります