T-baseの活動

T-base News & Topics

第2回進学サポートガイダンスを実施しました

 5月21日(水)、株式会社ベネッセコーポレーション北海道支社長の渡辺健太様を迎え、第2回進学サポートガイダンスを実施しました。

 10校の受信校が参加し、渡辺様から「年内入試の現状」や「総合型選抜の指導法と注意点」などお話をいただきました。講演終了後には、参加した先生方からの質問にも対応していただき、様々な進路情報を共有する機会となりました。

Panasonic教育財団助成金の報告書が優秀賞に選出されました

 前年度の実践助成の報告書が優秀賞に選出されました。

 「優秀賞」は、根拠となるデータと評価がなされ、研究成果報告書として参考になるようなまとめ方となっており、社会的に有意義で優れた実践例として評価された研究に対し選出されます。

 以下のパナソニック教育財団のHPで報告書と審査員の講評を見ることができます。

  https://www.pef.or.jp/school/grant/evaluation/y2024_evaluation/

第1回進学サポートガイダンスを実施しました

 4月23日(水)、株式会社ベネッセコーポレーション北海道支社長の渡辺健太様を迎え、第1回進学サポートガイダンスを実施しました。

 12の受信校が参加し、渡辺様から「近年の大学入試状況」や「明日から使える進路情報」という内容でご講演いただきました。Benesse High School Onlineを活用した進路情報の提示や生徒への声掛けなど、明日から実際に使えるトピックが盛り沢山の内容でした。

北海道大学OECとT-baseのコンソーシアム第3回定例会を開催しました

 北海道大学OEC(オープン・エデュケーション・センター)とT-baseは前年度末からコンソーシアムを構築し、月1回程度定例会を開催しています。T-baseからは先生方の実践発表を行い、北大の重田教授がアドバイザーとして参加しています。

 16日に第3回の定例会では、重田教授から「遠隔授業の概要」や「音に関すること」をご講演いただきました。実践発表では千葉教諭から「遠隔授業に関する苦労と工夫」について話がありました。

 

 

【2年連続!】パナソニック教育実践研究助成決定!

 本センターでは、パナソニック研究助成に2年連続応募し、助成先として認定されました。今年度は研究主題を『遠隔授業における「個別最適な学び」の確立に向けた授業改善の取り組み」~生徒が自身の潜在能力を発揮し、「夢は地元で掴み取る」ための動画教材と反転授業の実施を中心に~』と設定し、反転授業とラーニング・アナリティクスを中心に活動していきます。

T-base内で研修を行いました

 4月8日(火)、遠隔授業のデモンストレーションを行いました。 

 研修では、教員と生徒役になり、遠隔授業で留意すべきことや生徒への資料の提示の仕方などを実際の授業形式で行いました。今回の研修を通し、生徒の学習活動のヒントを得ることができました。

令和7年度がスタートしました

T-baseでは新たに6名の先生方をお迎えし、令和7年度の業務がスタートしました。
今年度は9教科・30科目、297時間の遠隔授業配信を行います。
充実した遠隔授業の配信となるよう、日々取り組んで参ります。

遠隔授業指導力向上研修会を実施しました

 3月13・14日の2日間、北海道教育庁高校教育課主催の遠隔授業指導力向上研修会を実施しました。教科別研修として遠隔授業で実際使っている教材を例にアプリケーションの活用方法を紹介しました。アプリ入門講習では、GWSなどを活用した校務や教科指導のDX化に繋がる内容を扱いました。

配信ブース増設

 T-baseでは増加する配信希望に対応するため、配信ブースを1基増設しました。次年度からは家庭科の授業配信が始まります。教科の特性を考慮しつつ、センターが蓄積してきたノウハウを取り入れながらよりよい遠隔授業になるよう研究を進めていきます。

宮城県から4日間の研修を受け入れました

 宮城県から視察研修として数学科の教諭を受け入れました。配信機材と授業の様子を視察し、最終日にはセンター職員を生徒役とした遠隔授業を50分行いました。4日間を通して教科内はもちろんのこと教科外の先生からのご意見もらえるのは大変貴重で勉強になりました。また授業の準備や画面越しでの実施は対面授業とは気にかける点が異なると感想を述べていました。

北海道大学オープンエデュケーションセンターとT-baseコンソーシアム

 T-baseでは遠隔授業の在り方や成果、効果的な授業手法についての検証を目的として北海道大学オープンエデュケーションセンターと月1回の定期交流を実施することになりました。大学院生も参加し、1回目はT-baseの概要と取り組みを説明が行われました。次回は3月17日(月)に実施を予定しています。

外部講師との協働授業の実施:寿都高校1年生「英語コミュニケーションⅠ」

 教科書単元(Why do people tell each other stories?「なぜ人は話を伝えるのか。」)の「授業導入」として、海外留学の経験がある日本人ゲストに参加していただき、遠隔授業を実施しました。ゲストからは「フィンランドでの留学体験」を基にしたプレゼンを、英語で行っていただきました。その後、生徒達からの英語での質問タイムを設け、答えていただきました。生徒達はディクテーションしながら「コミュニケーションを恐れずに行う流暢な英語を話すゲスト」から、多くのことを学びました。今後、外国人ゲストやALTとの授業を一層積極的に行えるよう、今回の活動を活かしていきます。

【コミュニケーションをする上でのアドバイス】

【「プレゼン中に」生徒の意見をまとめるために使ったアプリ(Padlet)】

【T-baseで使用した端末(neat frame)】 【左:T-base授業者 右:ゲスト】

【プレゼンスライドの一部】

「社会とつながる」場面設定と言語活動:月形高校3年生「英語コミュニケーションⅢ」

 教科書単元(What are the rewards and challenges of living in a different culture?「外国に住む際の良い面と大変な面」)の学習活動の一環で、北海道の道路標識についてのプレゼンテーションを、フィリピン出身のALTに対して英語で実施しました。

 北海道ではインバウンドの増加に伴い外国人による交通事故が少しずつ増えているようです。その原因の一つが、海外と日本との道路標識の違いと言われています。「海外の方に日本の道路標識をどのように、分かりやすく説明するのか」という場面を設定しました。

 プレゼン前の授業で、オーストラリアの道路標識の日本との差異や共通点を学んだ後に、北海道ならではの道路標識(野生動物関連、ホワイトアウトによる衝突事故防止等)を日頃の授業で学んだ知識・表現を活かしながらALTに向け発表することができました。

 発表後はALTから追加の質問を英語で行い、生徒同士協力しながら回答しました。生徒達は「日本では当たり前なことを、外国人に細かく伝えなければコミュニケーションが成立しない」こと、また、「話す内容に関する背景の知識が更に必要である」ということも知ることができました。

 今回体験したことを今後の授業につなげながら、「場面設定を明確にした言語活動」を継続していきます。

【月形高校授業実施教室からの写真】

【T-base配信場所(ボックス)から映した写真】

※モニターからは左右が反転して見えます。

知識構成型ジグソー法研修会(実践編)を実施しました

 研究グループを主体としたジグソー研修(実践編)を実施しました。

 最初に千葉教諭から前回より具体的な資料の作り方、考え方を学びました。次に佐藤(崇)教諭からDOUBLE-DOUBLEの実践についての報告がありました。

 最後にワークショップとして、文系教科と理系教科に分かれ意見交換を行いました。今後はジグソー法をはじめ協調学習を柱とし、教科の枠を超えた授業作りと実践を行っていきます。

 

知識構成型ジグソー法研修会を実施しました

 T-baseで最も若手の教員である千葉教諭を特別講師とし知識構成型ジグソー法の研修会を実施しました。千葉教諭は日本史探究の授業でジグソー法を実践しています。研修の前半は理論編として、ジグソー法をはじめとした協調学習について学びました。後半は実際にジグソー法を先生方に体験してもらいました。

 研修に参加された先生方からは、「実際にジグソー法にチャレンジしたい」、「自分の授業を見直すきっかけになった」などの声がありました。

 後期は「協調学習をやってみよう」を柱に、研究グループ中心として有志のジグソー会を結成し、実践編を学んでいきたいと思います。

数学Ⅰ【double-doubleの授業実践】

 知識構成型ジグソー法の派生型であるdouble-doubleで授業実践を行いました。ジグソー法は基本的に3つに分かれエキスパ-ト活動を行いますが、double-doubleは2人1組のペアを基本に構成します。ジグソー活動では違うペアで思考を深めていきます。

 今回は、2次関数のグラフが値の変化でどう変わるかを話し合いました。生徒7名の実践でしたが、人数が多くても他教科でもジグソー法より手軽に実践できる授業手法として可能性を感じました。

第2回テーマ別研修を実施しました

 研究グループが主体となり、第2回の校内研修を行いました。第1回と同様のグループで事前に授業公開を行い、FigJamを使って、質問事項や疑問点を柱として話し合いました。参加された先生方のリフレクションでは、「授業の見直しと改善」として既存のものの見直しや新たな手法の取り入れ、「協働的な学び」として生徒の交流の促進などが挙げられました。

 今年度の3つのテーマ「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」「問いを立てる探究的な学び」「新たな遠隔授業の構築」を一体的に充実させるための1つの方策として、次回の研修では「知識構成型ジグソー法」を先生方と学んでいきたいと考えています。